【セミナー報告】認知症予防セミナー:認知症予防を実のあるものにする行動変容の理論と実際


2017年10月21日(土)に、LEC東京リーガルマインド水道橋本校(東京都千代田区)にて、認知症予防セミナー「認知症予防を実のあるものにする行動変容の理論と実際〜運動習慣を身につけてもらうコツ〜」を開催しました。

セミナーの概要についてはこちらです。

まずは今回のセミナーの開催は、LEC東京リーガルマインド様のご協力をいただき、実現することができました。

ご尽力いただきました関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。

一般社団法人元気人では、大学や研究機関に蓄積されている認知症予防の知見や最新の研究成果を、より早くよりわかりやすいかたちにして、認知症予防の現場で必要とする方々にお届けするべく、定期的にセミナーを開催しています。

今回のセミナーでは、認知症予防の専門家として、東京都健康長寿医療センター 宇良千秋先生をお招きし、「認知症予防を実のあるものにする行動変容の理論と実際〜運動習慣を身につけてもらうコツ〜」というテーマでお話しいただきました。

認知症予防をテーマにした書籍や番組、講演会などでは、「何を」したら認知症予防につながるのかはよく語られます。

しかしながら、「どうしたら」認知症予防を実践して、長続きしてもらうかの方法についてはあまり語られません。

今回のセミナーでは、何をしたら認知症予防につながるのかよりも、どうしたら認知症予防が習慣になるのかに着目しました。

宇良先生はお話の中で、

「自分を着飾ることなくオープンに話をするなど、まず相手との信頼関係を築くことが大切になる」

「認知症予防につながるからの理由でやってもらうよりも、相手の興味・関心と認知症予防を絡めて取り組んでもらうほうが習慣化しやすく、効果的である」

「対象者の関心の度合いに応じて、アプローチを変化させていく必要がある。例えば、ある程度長続きした人には他の人のサポート役の役割が与えられることで、新しい目標が生まれ、中だるみの防止にもなる」

「習慣化のコツにはいろいろあるが、他人から励ましや賞賛を受けることの効果は大きく、それ自体が脳への報酬となり、行動が強化されやすい」

など、「行動変容」と「習慣形成」を切り口に、認知症予防の実践について説明されました。

ご参加いただいた方にはアンケートをお願いしましたが、ほとんどの方からご満足の声をいただき、主催者側として大変喜んでおります。

当日ご参加いただいた方からは次のようなお声をいただいております。

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認知症予防事業を実施するうえで、参加者自身が自宅でも継続して取り組めるために何をすべきなのかを学びに来ました。
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複合的予防対策をとるべきで、今後の認知症者の増加を食い止める活動は重要であることがわかった。
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運動行動の変容ステージにあった支援が必要であり、継続できるような関わりをその方の価値観に合わせて実施することの必要性を学ぶことができた。
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家族の認知症が心配で運動習慣を身につけてもらうを学びに来た。
事例になるほどと思うことが多く、とても理解できた。
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家族や友人への情報発信と運動習慣の定着のヒントを得るために参加しました。
実体験で感じていたことが明確になり、やるべきことやヒントが得られました。
今日教えていただいた本も買ってみます。
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認知症について知識・理解が深まった。
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ご参加いただきました皆さまに改めて感謝申し上げます。

一般社団法人元気人は、地域の認知症発症を予防し、誰もが笑顔で元気に暮らせる社会を実現したいと考えています。

そのためには認知症予防に携わる人材育成が不可欠であり、今有益な情報をお届けできるように、今後もこうした勉強会を継続して実施する予定です。

開催中のセミナーについてはこちらからご確認いただけます。