高齢者の脳を認知症から守る「オメガ3脂肪酸」


認知症予防には、4つの観点「運動」「食事」「知的活動」「人とのつながり」から生活スタイルを見直すことが大事だと言われています。

その中でも食事は毎日欠かさず摂るものですから、認知症予防になりにくい食事を心がけたいところです。

高齢者の脳を守るとして、注目を浴びているのが「オメガ3脂肪酸」です。

しかも、「オメガ3脂肪酸」には、ごく初期のアルツハイマー病の進行を抑える可能性を示唆する研究成果もあるとのこと。

毎日の食生活の中に、今すぐ「オメガ3脂肪酸」を取り入れたいところですが、どうせなら効率よく美味しく食べたいところです。

認知症予防の要諦は、続けることでありますが、毎日同じ料理ばかりだと飽きてしまいます。

かといって、毎日違う料理を考えるのも大変です。

というときこそ、インターネットを使うと大変便利です。

クックパッドなどのレシピ集サイトがたくさんありますから、無料でも美味しそうなレシピをたくさん見つけることができます。

ちなみに、青魚を焼き魚にすると、脂が焼け落ちてしまうので、小麦粉をまぶしてムニエルにするのは美味しいし、効率良く「オメガ3脂肪酸」を摂取できそうです。


認知症予防は国家戦略としての位置づけに


2014年11月5日から3日間都内で、認知症の国際会議が開かれました。

急速に高齢社会が加速した日本の取り組みは世界中で注目が集まっています。

そのような中、安倍総理は、国家戦略として認知症対策を策定するよう、厚生労働大臣に指示するとの発表がありました。

認知症は、発症者本人のQOL(人生の質)を下げるだけでなく、介護コスト増による国家財政の圧迫、介護する家族(特に働き盛りの世代)の離職や転職問題など、日本社会にとっても大変大きな損失となっています。

ある試算では、認知症の発症時期を今よりも後5年遅らせることができれば、認知症の発症患者数は半減するとも言われています。

認知症の発症リスクをゼロにする方法はありませんが、限りなく遅らせる予防法はさまざまな研究を通じて明らかになってきています。

認知症予防への取り組みは、取り組む本人のみながらず、家族にもつながり、やがては日本国そして世界の情勢を変えていくことにもつながっていると思うのです。


認知症予防の3つの基本要素とは?


認知症予防の基本要素は「運動」「食事」「脳の使い方」の3つです。

どれもバランスよく習慣化し、毎日続けることが重要です。

運動では「1日8000歩以上」の生活歩数と、早歩きなどによる有酸素運動を取ること(同時に禁煙も)。

食事に関していうと、野菜や魚の多い料理や赤ワイン(飲み過ぎに注意)、よくかむことや腹八分。

頭の使い方では、パソコンやインターネットを活用した知的活動。またワンパターンの生活はやめて、常々新しいことにチャレンジすること。

が、さまざまな研究調査の結果から推奨されています。

これを日常生活に習慣化することができれば、認知症の発症リスクはかなり軽減することができます。

また、頭の使い方と言えるかわかりませんが、常日頃から人と会うことも大事になってきます。
 
人と会話をしているときは脳はフル回転していますし、人(特に異性)と会うことで衣装や身だしなみに気を使いますから、自分についての「美意識」を持つことになります。

自分について高い美意識を持つことは、認知症予防に限らず、人生の質をあげていく上でも大事な要素ですから、意識したい(してもらいたい)ところです。


昔の生活道具や写真をきっかけに脳と心を活性化 認知症予防につながる回想法


Webに掲載されている記事や出版されている書籍の中から、認知症予防に関する記事をピックアップしてご紹介します。

認知症予防につながると期待されている手法のひとつに「回想法」があります。

昔の生活用具や写真をきっかけに、高齢者が「楽しい」といった記憶をよみがえらせ、脳や心の活性化を促すことで、認知症予防につながると期待されています。

昔の生活道具や写真をきっかけに、「こんなことをしていた」「この乗り物にはよく乗った」などと、グループ同士で会話が弾むきっかけにもなります。

またちょっとした昔の自慢話なら、周囲の人もほほえましく受け入れてくれたりするものです(笑)

自分が誇りに思っているモノを、人から認められることは、高齢者の心理状態には大きなプラスをもたらすと思います。

小物であれば、昔の生活道具そのものを持ってきてもらったり、大きい物はデジカメで写真を撮ってきてもらったりして、本人からその生活道具にはどんな思い入れがあるのかを語ってもらうと、会話が弾むきっかけにもなります。

脳や心も自ずと活性化されて、認知症予防にもつながっていくのです。


日本人の半数以上が不安に抱えている「認知症」。その不安を解消するには?


セコム社が全世代の男女あわせて500人に実施した「日本人の不安に関する意識調査」のアンケート結果をまとめています。

その中に認知症に関する不安が取り上げられています。

半数以上が自分自身と家族の認知症発症に不安を感じているとのこと。

テレビや雑誌などのメディアが何度も認知症のことを取り上げるようになりましたので、認知症を発症したときに、本人とその家族がどのような状況になるか(どちらかというと、悲惨なものとして描かれています)、誰もが知るようになってきました。

正直なところ、認知症だけにはなるまいと思っている人も多いと思います。

ただ、不安に感じている人が半数以上いるということは、認知症発症の悲惨さはメディアを通して充分に知れ渡るようになったが、どうしたら認知症を予防できるのか?、もし発症したらどうするのがいいのかまでの情報は、知らない人が多いのだと思います。

認知症で発症数の一番多いアルツハイマー型は、適切な生活スタイル(運動、食生活、社会的つながりなど)を習慣化することで、その発症リスクを下げられることは、国内外の研究から明らかになっています。

それに不安を感じ続けると、脳にはかなりのストレスがかかっており、過度のストレスは認知症の発症リスクをあげることになります。

アルツハイマー型認知症は適切な生活スタイルを習慣化することで発症リスクを軽減できることを知るだけでも、不安に感じる人を減らすことは充分にできると思います。

また正常と認知症の中間状態にあたる軽度認知障害(MCI)の段階では、もの忘れがひどくなったり、ぼんやりしていることが多くなりますが、このMCIの時期に適切な対応をすることで、正常に回復したという例がいくつも報告されています。

となりますと、ガンと同じように、認知症も早期発見が大事で、初期段階であれば、正常に回復する希望も残されているのです。

そのためには、認知症とその予防の基本的な知識の啓蒙は、高齢者だけに限らず、その家族にも必要になってくると思います。


「自分自身が頭を使って最大限に楽しむ。」は、まさに理想の認知症予防


40代から自転車をはじめ、40年近く続けてきた82歳の現役サイクリストである、西田勲さんのインタビュー記事がWebに掲載されています。

長年続けてきた自転車が、健康にも人生にもかなりのプラスをもたらしているとのこと。

「自分自身が頭を使って最大限に楽しむ。」という西田さんのセリフは、まさに理想の認知症予防です。
 
認知症予防は、生活習慣の改善の一言につきますので、長年取り組み続けられることが大事です。
 
その点、趣味を通した認知症予防活動は、楽しめることで長続きします。

またパソコンの場合は生活の利便性の向上、サイクリングの場合は身体機能の向上が副次的に見込めます。

趣味活動を通して、日常生活にもプラスをもたらしてくれる趣味でしたら、なおのこといいですね。


低栄養状態は認知症リスクを高めるという調査結果


身体は食べてきたもので作られていますから、普段の食生活が身体の健康状態を左右します。

脳も身体の一部分ですから、脳の健康を気にするときに、普段の食生活に着目することは理にかなっています。

東京都健康長寿医療センター研究所が発表する調査研究によると、低栄養状態は認知症の発症リスクを高めることがわかりました。

鉄分、脂質、たんぱく質の摂取状況が悪いグループは、そうでないグループと比べて、2〜3倍、認知機能が低下しやすとのこと。

魚や野菜、オリーブオイルをたくさん使う地中海料理は、認知症予防につながる料理として推奨されていますが、鉄分、脂質、たんぱく質を「美味しく」摂取することができますので、まさにオススメです。

美味しく食べられて、健康も維持できるのは、理想の食事ですね。