日本人の半数以上が不安に抱えている「認知症」。その不安を解消するには?


セコム社が全世代の男女あわせて500人に実施した「日本人の不安に関する意識調査」のアンケート結果をまとめています。

その中に認知症に関する不安が取り上げられています。

半数以上が自分自身と家族の認知症発症に不安を感じているとのこと。

テレビや雑誌などのメディアが何度も認知症のことを取り上げるようになりましたので、認知症を発症したときに、本人とその家族がどのような状況になるか(どちらかというと、悲惨なものとして描かれています)、誰もが知るようになってきました。

正直なところ、認知症だけにはなるまいと思っている人も多いと思います。

ただ、不安に感じている人が半数以上いるということは、認知症発症の悲惨さはメディアを通して充分に知れ渡るようになったが、どうしたら認知症を予防できるのか?、もし発症したらどうするのがいいのかまでの情報は、知らない人が多いのだと思います。

認知症で発症数の一番多いアルツハイマー型は、適切な生活スタイル(運動、食生活、社会的つながりなど)を習慣化することで、その発症リスクを下げられることは、国内外の研究から明らかになっています。

それに不安を感じ続けると、脳にはかなりのストレスがかかっており、過度のストレスは認知症の発症リスクをあげることになります。

アルツハイマー型認知症は適切な生活スタイルを習慣化することで発症リスクを軽減できることを知るだけでも、不安に感じる人を減らすことは充分にできると思います。

また正常と認知症の中間状態にあたる軽度認知障害(MCI)の段階では、もの忘れがひどくなったり、ぼんやりしていることが多くなりますが、このMCIの時期に適切な対応をすることで、正常に回復したという例がいくつも報告されています。

となりますと、ガンと同じように、認知症も早期発見が大事で、初期段階であれば、正常に回復する希望も残されているのです。

そのためには、認知症とその予防の基本的な知識の啓蒙は、高齢者だけに限らず、その家族にも必要になってくると思います。