認知症予備群(MCI)ための認知症予防:食事編


記憶力や注意力といった脳の認知機能が正常より低下しており、
正常ではないが、かといって認知症のレベルには至っていない、
正常と認知症との中間状態を「軽度認知障害(MCI)」といいます。

MCIには認知症予備群との異名がありますが、
そのわけはMCIの段階での認知症発症率の高さです。

MCIの人は、1年以内に12%、5年以内に半数近くが
認知症を発症するという研究結果があります。

逆に、MCIの段階で対策を講じたことで、
認知機能が低下から回復したり、認知症発症を遅らせたりが
できたという事例も報告されています。

認知症においては、MCIは徳俵に足がかかった状態といえ、
この時期にどう取り組むかで、未来が大きく変わることになります。

そこで、今回は認知症予備群(MCI)の人が
心がけたい「食事」についてみていきたいと思います。

MCIの段階では「何を」食べるかと同時に、
「どう」食べるかも大切になってきます。

脳の血流量をいかに増やすかが勝負ですので、
食事の際は”箸”と”よく噛む”を心がけるようにします。

食事をする際、MCIの人は認知機能の低下から
箸よりもフォークやスプーンを好みがちになります。

また、家族のほうも面倒をさけるため、
フォークやスプーンを使わせたくなりますが、
それでも”箸”で食べることを選ぶのです。

箸で豆をつまむなど、手先を使っていますと、
脳に流れる血流量が多くなります。

箸を使うことにあわせて、よく噛んで食べるようにもします。

よく噛んで食べることで、脳の血流がよくなりますし、
食べたものが十分に咀嚼されますので、腸での消化・吸収を助けます。

箸を使って、よく噛んで食べたとしても、
一回の食事だけでは目に見えての効果はないかもしれません。

ですが、食事は毎日のことだけに長く続けますと、
積み重ねにより大きな予防の効果が期待できます。

以上、まとめますと、脳の血流量を増やすべく、
認知症予備群(MCI)の人が心がけたい食事内容としては、
箸を使って、よく噛んで食べるを心がけたいところです。